Error: Workspace not trusted
VS Code のワークスペース信頼が未設定の状態。信頼した後に開き直しが要る。
エラー文字列
Error: Workspace not trusted
何が起きているか
VS Code の**ワークスペースの信頼(Workspace Trust)**が有効になっていないため、機能が起動できません。
VS Code は、開いたフォルダを「信頼するかどうか」で扱いを分けます。信頼していないフォルダでは、タスクの実行や一部の拡張機能が無効化されます。 これはリポジトリを開いただけでコードが実行されるのを防ぐための仕組みです。
⚠️ 見落としやすい点があります。 信頼していないワークスペースでは、settings.json の permissions.allow も無視されます。 次のメッセージが一緒に出ていたら、原因は同じです。
Ignoring N permissions.allow entries from ... this workspace has not been trusted
なぜ信頼されていないのか
| 状況 | 説明 |
|---|---|
| クローンして初めて開いた | 未知のフォルダは既定で未信頼 |
| 「制限モードで開く」を選んだ | 起動時のダイアログで誤って選択した |
| 親フォルダごと開いている | 信頼は開いたフォルダ単位。1つ上の階層を開くと別扱いになる |
| ネットワークドライブ上にある | 環境によっては信頼できない扱いになる |
| マルチルートワークスペース | フォルダごとに信頼が必要 |
直し方
1. 現在の状態を確認する
VS Code のウィンドウ左下、またはタイトルバーに 「制限モード」 の表示が出ていないか見てください。出ていれば未信頼です。
コマンドパレット(Ctrl+Shift+P / Cmd+Shift+P)から確認・変更できます。
Workspaces: Manage Workspace Trust
日本語UIでは次の名称です。
ワークスペース: ワークスペースの信頼を管理
2. 信頼する
管理画面で 「信頼する」(Trust) を選びます。
起動時にダイアログが出た場合は、次を選んでください。
- 「はい、作成者を信頼します」
- 「Yes, I trust the authors」
3. ⭐ 開き直す(ここを忘れる人が多い)
⚠️ 信頼しただけでは反映されないことがあります。 ワークスペースを開き直してください。
Developer: Reload Window
日本語UIでは「開発者: ウィンドウの再読み込み」です。
それでも直らない場合は、VS Code をプロセスごと終了させてから起動し直してください。
Get-Process Code -ErrorAction SilentlyContinue | Stop-Process
4. 親フォルダを開いていないか確認する
⭐ これが盲点です。
C:\dev を開いて、その中の C:\dev\project で作業していると、信頼の対象は C:\dev になります。C:\dev\project を単体で信頼していても効きません。
作業するリポジトリのルートを直接開いてください。
code /path/to/project
5. 親フォルダをまとめて信頼する
複数のリポジトリを同じ場所に置いているなら、親フォルダを信頼対象にできます。
「ワークスペースの信頼を管理」→「フォルダーの信頼」から、親フォルダを追加してください。
⚠️ 信頼したフォルダの配下は、以後すべて信頼されます。 クローンしてきた素性の分からないリポジトリも含まれる点に注意してください。C:\ やホームディレクトリ全体を信頼対象にしないでください。
6. 権限設定が無視されている場合
Ignoring N permissions.allow entries from ...
このメッセージが出ていたなら、信頼した後に開き直すことで、permissions.allow も有効になります。 設定ファイル側を書き換える必要はありません。
信頼した後も無視されるようなら、設定ファイルの構文を確認してください(Could not read Claude Code config)。
再発防止
- ⭐ リポジトリのルートを直接開く。 親フォルダをまとめて開く運用は、信頼以外にも検索範囲や設定の適用範囲で問題を起こします
- 信頼を変えたら必ずウィンドウを再読み込みする
- 自分が管理しているリポジトリ置き場だけを、親フォルダごと信頼対象にする。ホームディレクトリ全体は対象にしない
- 「制限モード」の表示を見逃さない。出ていたら、拡張機能が正しく動いていないサインです