Claude Code のエラー

Could not locate the Claude CLI on PATH

結論

IDEや拡張機能が claude 実行ファイルを見つけられない状態。PATHの伝わり方が原因。

確認した版 Claude Code v2.1.214
確認日 2026年8月21日
最終更新 2026年8月21日
根拠 一次情報で確認

エラー文字列

Claude Code
Could not locate the Claude CLI on PATH

何が起きているか

このメッセージを出しているのは Claude Code 本体ではありません。 IDE の拡張機能やラッパーが claude の実行ファイルを探して、見つけられなかったときに出します。

そのため「ターミナルでは claude が動くのに、IDE からは動かない」という状況が典型です。 これは矛盾ではなく、PATH の伝わり方が違うために起きます。

起動経路 PATH の出どころ
ターミナルで手打ち シェルの設定ファイル(.zshrc など)を読み込んだ後の PATH
IDE の拡張機能 IDE のプロセスが起動した時点の PATH
Windows のスタートメニューから起動した IDE ログイン時の環境変数。その後の変更は反映されない
macOS の Dock から起動した IDE シェルの設定ファイルを読まないため、.zshrc で追加したパスが無い

直し方

1. まず実体があるか確認する

macOS / Linux

which -a claude

Windows(PowerShell)

Get-Command claude -All -ErrorAction SilentlyContinue | Select-Object Source, CommandType

出力で分岐します。

結果 原因 進む先
何も返らない インストールされていない、または PATH に無い 手順 2
パスが返る(ターミナルでは動く) IDE に PATH が伝わっていない 手順 3

2. 実行ファイルを探す(PATH に無い場合)

インストール方法によって場所が変わります。

Windows(PowerShell)

foreach ($p in @(
  "$env:LOCALAPPDATA\Programs\claude\claude.exe",
  "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe",
  "$env:USERPROFILE\.claude\local\claude.exe",
  "$env:APPDATA\npm\claude.cmd"
)) { "$p -> " + (Test-Path $p) }

macOS / Linux

ls -l ~/.local/bin/claude ~/.claude/local/claude 2>/dev/null
npm root -g 2>/dev/null

npm でグローバルインストールしている場合は、npm のグローバル bin ディレクトリが PATH に入っているか確認します。

⚠️ npm bin -g は npm 9 で削除されました。 実行すると Unknown command: "bin" になります。現在は npm prefix -g を使います。

npm prefix -g

⚠️ 返るのは prefix であって bin ディレクトリそのものではありません。 OS によって場所が違います。

OS 実行ファイルの場所
Windows <prefix> 直下(例: C:\Users\you\AppData\Roaming\npm
macOS / Linux <prefix>/bin(例: /usr/local/bin

macOS / Linux では次で確認できます。

ls "$(npm prefix -g)/bin" | grep -i claude

見つからなければ入れ直します。

claude update

または

npm install -g @anthropic-ai/claude

3. IDE に PATH を伝える(ターミナルでは動く場合)

⭐ 最も確実で、最も忘れられている対処が「IDE を完全に再起動する」です。

⚠️ ウィンドウを閉じるだけでは足りません。プロセスごと終了させてから起動し直してください。

Windows

Get-Process Code -ErrorAction SilentlyContinue | Stop-Process

macOS の VS Code を、シェルの PATH を引き継いだ状態で起動する

# ターミナルから起動すると、そのシェルの環境がそのまま渡る
code .

Dock やアプリケーションフォルダから起動した VS Code には .zshrc の内容が渡りません。ターミナルから code . で開くと解決することが多くあります。

4. 拡張機能に実行ファイルのパスを直接教える

再起動でも直らない場合、拡張機能の設定でパスを明示します。設定項目の名前は拡張機能によりますが、claude の実行ファイルパスを指定できる項目があります。

⚠️ Windows のパスを JSON に書くときはバックスラッシュのエスケープが必要です。

{
  "claude.executablePath": "C:\\Users\\you\\AppData\\Local\\Programs\\claude\\claude.exe"
}

C:\Users\... と1本のバックスラッシュで書くと JSON が壊れ、別のエラーになります。\\ にするか C:/Users/... とスラッシュで書いてください。

5. PATH を恒久的に通す

Windows(ユーザー環境変数)

$dir = "$env:LOCALAPPDATA\Programs\claude"   # 手順 2 で見つかった実際のパス
$old = [Environment]::GetEnvironmentVariable("Path", "User")
[Environment]::SetEnvironmentVariable("Path", "$old;$dir", "User")

macOS / Linux

echo 'export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

設定後は、ターミナルと IDE の両方を再起動してください。

6. 実際のエラーを直接見る

ラッパー越しだと本来のエラーが隠れます。ターミナルで直接起動すると、本当の原因が読めます。

claude --debug

再発防止

  • PATH を変えたら、ターミナルと IDE の両方を再起動する。 これを習慣にするだけで、この系統の問い合わせはほぼ消えます
  • macOS では ターミナルから code . で IDE を開く運用にすると、環境の食い違いが起きません
  • チームの環境構築手順に、インストール先のパスと PATH への追加まで書いておく
  • IDE 側のエラーメッセージは間接的です。まずターミナルで直接動かして切り分けるのが最短です

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